大阪の現役高校教師6人によるオッサンロックバンド「THE COMMON BAND(コモンバンド)」

70年代のテイストいっぱいのヘタウマサウンドに乗せた大阪弁満載の歌詞が炸裂!!
モットーは「教育改革を笑い飛ばせ!」。
JR環状線をぐるっと一回りそこに見えてくるものは・・M1
元速球派投手がイラクでボランティアを始めるM2
高校英語の授業を笑い飛ばすM3
南海電車への愛が溢れ出るM4
大人のラブソングM5
すき焼と家庭崩壊の関係やいかに?M6
そしてタイトルチューンのM7は今は無き大阪球場と南海ホークスへのノスタルジアを
つづったもの。
一度聴いたら耳の奥にこびりつき、思わず口ずさんでしまう大阪弁ロックパワー。

ボーカルのホークス早田は高等学校軽音楽部連盟の連盟長というイカツい肩書きを持つ。

『ROCKは若造がエエカッコするためのアイテムではなく
 オッサン/オバハンこそが純粋に楽しみ、面白がるものなんや!』

全ての30歳以上の関西人に聴いて欲しいと切に願う。


音楽ライター■落合 真司■レビュー
M1.GO!GO!環状線
キーボードの音色が70年代チックで懐かしい。
なぜか松田優作の『探偵物語』のイメージが頭の中で広がってしまった。
とことん大阪の泥臭い歌詞なのに、なぜか『探偵物語』のかっちょいい空気感がある (笑)。
不思議な曲ですね。歌詞はギャグなのに、下品にならずにウルフルズ的なユーモアに なっていて、 楽曲のクオリティも高いですね。
ギターとキーボードのアンサンブルが最高。カウンターメロディーがそそります。
ジャリジャリのギターがかなり前に出ているところも、あの頃の時代を感じさせてく れます。
ボーカルさん、良い声ですね。 景色と町の匂いがリアルに再生される曲。

M2.伝説の速球王IRABU
おもしろい。この笑いのセンスはスゴイなあ。。。 よくこういう歌詞を思いつくなあ。 天才ですね。
てか、うまく歌詞がメロディーに乗ってますね。 ちゃんとメロを考えてギャグの言葉を選んでるのがよくわかります。 イントロのギターかっちょいいです。
ベースさん、いい感じでドライブ感が出いて気持ちいい。

M3.英語でGO!
サビのところ、別の歌詞にしたら矢沢永吉ですね(笑)。 シャウとしたボーカルの感じが良い。
マイクスタンド振り回してほしい。
ものすごく古典的な曲構成とメロディーで、何かの曲に似てるよなぁと思いながら 聞き入ってしまう。
それより、こういう英語詞の入れ方は革命的ですよ!
めちゃくちゃ格好いい! 爆笑できて格好いいのはスゴイ!
かなりファンキーです。 ドラムさんうまい! ホーンまで入るかっ(笑)。 アウトロ……そうきたか、やっぱり古典的だ(笑)。 古典的すぎて、ややつまらないかも。ごめんなさい。

M4.高野線ブルース
せつないブルージーな感じがいい。ピアノ良い。
ほんとせつない。なんでこんなに南海電車はせつないんだ。
「GO!GO!環状線」とえらい違いやぁ。
ひとつひとつのフレーズが、ものすごくうまい。 ギャグやってごまかしてるわけじゃない。
しっかり聞かせているし、みんな芸が細かい。 サビしびれます。 SEおもしろい。

M5.キスして殺してくれ
おおぉぉ、パラードや! きたきたきたー!
桑名正博より、もんたよしのりより、ハウンドドッグより格好いいゾ(笑)。
スネアの音色ががらっと変わりましたね。 笑えるんだけど、泣ける歌詞ですね。
泣きのギターやぁぁぁ、サンタナより泣いてる。 オブリもきれい。この曲ヤバイ!

M6.糸蒟蒻
糸こんにゃくにこれほど魅力的にスポットを当てた歌は今までなかったし、 これからもないでしょう。
ベースラインがドスきいてて良い。 ホーンが歯切れよく入ってますね。
「GO!GO!環状線」のボーカルもそうですけど、リバーブが絶妙。
何と言っても、最後の街頭演説へのつなげ方は素晴らしい!
もっと長い曲でもよかったのに……。もっと聴いていたいです。

M7.スタヂアムの風
イントロ気持ちいい。浜田省吾みたい。
ノスタルジックな歌詞と70年代から80年代に移ろうとする頃の ニューミュージック的サウンドが気持ちいい。 歌謡曲チックで哀愁あふれる曲。やたら抜き拍とか(笑)。
リズムが出て、あとからボーカルが追いかける感じね。
この実況中継の音源って……。作ったんですか? 当時のもの?

※全曲絶対に入ってるSEに脱帽(笑)。

              落合 真司  http://www.ochiai.ws/  mixi「NO MUSIC NO LIFE」

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